柿右衛門

便り

2017.02.05
十五代作 濁手雛人形

有田雛(ひいな)のやきものまつりが始まりました。
柿右衛門窯では、十五代作 濁手雛人形を展示しております。

柿右衛門窯では昔から沢山の人形が製作されていますが、十五代の作品では初めての人形の作品です。
柿右衛門窯は370年という伝統文化の中でこれからもずっと人や技を繋ぎ続けていきたい。これから先(未来)の子供達に何か我々の想いが伝わるものを造りたいとの思いから十五代が約二年かけて雛人形を製作しました。
雛人形製作にあたり、形は自然な感じを出すために かなり細かく細工を施し、着物・顔の表情など大変難しく、特に顔は濁手独特のやわらかい白のままの方が良い表情が出るのではないかと思い色を付けず、着物の絵柄は雛人形らしい色のバランスを考え 男雛は群青、女雛は優しい感じの赤を使い柿右衛門様式を崩さないような絵付けをされています。

是非、お出かけ下さい。
皆様のご来窯を心よりお待ちしております。